【西粟倉小学校】4年生総合学習 カメラで捉えた動物の姿〈実施報告〉

2024.08.17

小学校4年生のふるさと元気学習では「森林(もり)」をテーマに学習を進めています。一週間前に株式会社百森の田畑さん、清水さんと森林にトレイルカメラを設置した子どもたち。

今回は1週間で動物の姿を捉えることができたのかみんなで確認しました。設置したカメラは計5台。百森のお二人が撮影できた部分を切り取ってまとめてくださっていました。

早速動画を見てみると、夜にカメラの前を通る黒い影が。「シカかな?」「イノシシ?」と子どもたちは画面に釘付けです。他にも日中にシカが山で過ごしている様子や、夜に羽ばたいているコウモリ、ヤマドリのメスとオスの様子を捉えることができていました。

最後に映っていたシカはカメラの目の前までやってきて腰を下ろしていました。「こんなにおっきいの!」「恐竜が現れたのかと思った!」と子どもたちは大きく映るシカに大興奮。

自分たちが仕掛けたカメラの映像の次に、百森の皆さんがこれまで撮影することができた動物を見せていただきました。そこにはクマやタヌキなど別の種類の動物が映ってきました。「人工林にはあまり動物がいないのでは?」と思っていた子どもたちにとって、いろんな生き物が住んでいる森であったことは大きな発見でした。

動画を視聴した後は、出てきた動物について図鑑やタブレットで調査していきました。「どんな場所に住んでいるのか?」「どんなものを食べているのか?」「群れで生活しているのか?」同じ場所で発見された動物でもそれぞれの生活形式は異なります。

最後に田畑さんから「クマにとって生活しやすい場所はコウモリにとってはどうなのか?人間にとってはどうか。じゃあいろんな動物が住める森林ってどんな場所なのか?その森林を作るために自分たちができることは何か、是非みんなで考えてみてください」とメッセージをいただきました。まだ子どもたちの中で答えは出ていません。2学期以降子どもたちがどんな自分たちなりの答えを導き出すのか楽しみです。

2週間にわたり授業にご協力いただきました株式会社百森の田畑さん、清水さん、ありがとうございました!