【西粟倉小学校】6年生総合学習 西粟倉をもっと元気に!「わくドキフェス」2回目〈実施報告〉
2025.01.17
6年生は総合学習として1学期に村の課題をみんなで考えた際に「小さい子どもたちの遊び場が少ないこと」が挙がりました。課題を解決するべく11月に保育園の子どもたちを対象に「わくドキフェス」を開催しました。
保育園を訪れ、子どもたちが参加できるように6年生はブースを構えて、準備した遊びを一緒に行ないました。ただ、6年生が想定していたよりも小さい子が多かったようで、中には保育園の先生にくっついている子も。「自分たちが準備した遊びよりも子どもたちがその時遊んでいる遊びを一緒にやったほうが良かったかも・・・」と振り返りでは意見が出てきました。
「もっと保育園の子どもたちに楽しんでもらいたい!」ということで、12月に再チャレンジをすることに。今回は事前に保育園の先生方にインタビューを行い、どんな遊びなら楽しんでもらえるのか、小さい子と関わるときの注意点などをお伺いしました。
迎えた当日では、保育園児を各クラスに分けて、担当をつけてそれぞれの年齢で楽しんでもらえそうなものを準備しました。0歳児を担当した6年生は「段ボールの中に入ったり、段ボールの中をくぐったりするのが好き」という保育園の先生のお話しを聞いて、段ボールを準備しました。最初は段ボールにあまり興味を示さなかった子どもたちでしたが、6年生はそれを受けて、そのとき遊んでいたボール遊びをやってみたり、保育園の先生のアイデアから段ボールを使って「いないいないばあ」をやってみたりといろんな遊びを通して距離を縮めて行きました。
1歳児を担当した6年生は、家から簡単な絵本を何冊か持ってきていました。「どれを読んでほしい?」と子どもたちにゆっくり話しかけます。以前保育園の先生に教わったようにゆっくり優しい声で絵本を読み始めると、一人、また一人と絵本に釘付けになりました。絵本を読む隣ではママゴトをしている子どもたちが。6年生も入っていって園児のペースに合わせて一緒にママゴトをしました。
2歳児担当は、1回目の「わくドキフェス」で好評だった「しっぽ取りゲーム」をするためのハチマキとケンケンができる輪を持ってきていました。元気いっぱいの子どもたちと園庭へ出て、しっぽをつけて追いかけっこをしたり、砂場遊びをしたりしました。
予定の時間よりも30分も延長したにもかかわらず、保育園の子どもたちと6年生はまだ遊び足りないという様子。「まだ帰らないで」と園児に言われている6年生もいましたがお別れの時間です。園児も6年生もお互い名残惜しそうに大きく手を振って保育園を出ました。
実施後の振り返りでは、「1回目より楽しんでもらえた」「子どもたちの気持ちを考えて行動できた」「保育園の子も先生も自分たちも笑顔になれたから西粟倉を元気にできたと思う」という子も。
自分たちの経験を振り返ってより良いイベント作りができた6年生。今回できた保育園の子どもたちとのつながりも大事にしてもらえると嬉しいです。
今回ご協力いただきました西粟倉保育園の先生方、大変お世話になりました。お兄ちゃん・お姉ちゃんとして交流ができるいいきっかけにすることができました。ありがとうございました。