【西粟倉小学校】4年生社会科 福祉体験事前学習「目が見えない人の気持ちってどんな気持ち?」〈実施報告〉

2026.04.13

西粟倉小学校4年生では毎年福祉体験を行なっています。今年も視覚障がい者の方の授業を前に、その事前学習として西粟倉村社会福祉協議会の中野洋子さんにお越しいただき、「福祉」について教えていただきました。

「福祉」と聞くと何となく「障がい者・高齢者」のための取り組みとしてイメージしてしまいがちですが、どんな人にでも必要な「福祉」とはどんなものなのでしょうか?

「普段どんな生活をしている?」という中野さんの問いかけに、「ご飯を食べる!」「サッカーする!」「宿題もする」などたくさん声が飛び交います。「これって幸せだと思う?」という質問には「えぇ、どうだろう?幸せかな?」と考え込む子も。あまりにも当たり前すぎて、今ある生活を幸せと感じている子は少ないようでした。「でも、世界には戦争や何かが原因で家や食べ物がない、学校にも行けない子がいるのを知っていますか?」という問いかけに「あぁ・・ウクライナとか戦争がある国の人はこんな暮らし送れないかも・・・」と話す子も。

次に、「みんなって1人で生きているのかな?」という言葉に、「お母さんがいつもご飯を作ってくれているから1人じゃ無理!」「友達がいないと1人じゃ寂しい・・」と振り返ってみるといろんなつながりの中で自分たちが暮らしていることに気づきました。

「『福祉』は高齢者や障がい者のためだけのものではありません。普段の暮らしを幸せに送るために、お互いに助け合い、支え合う社会の仕組みの事です」と中野さん。

普段当たり前に送っている暮らしは誰かと繋がり合うことで幸せに過ごせていることを知りました。

では、障がいのある人はどうなのでしょうか?目が見えない・耳が聞こえない・体が動かない、様々なハンデのある人たちの普段の暮らしを体験してみました。アイマスクをしてコイン当て、口頭で説明を受けながら折り紙に挑戦。「これは50円かな?」「半分に折るって、四角?三角?」と、いつも当たり前に分かっていたことが、目隠しをすると当然分かりません。「思ってたお金と違った」「みんな折り方違う~!」視覚障がいの方の普段の暮らしを少し体験することができました。

そんな視覚障がいがある方の、普段の暮らしを幸せにする方法はあるのでしょうか?

中野さんから誘導する方法や挨拶の仕方などをレクチャーいただきました。歩くときは、後ろではなく斜め前に立って、肘を持ってもらいます。「怖かったら離せるように」という言葉に、「確かに見えないと止まれると安心する」と体験した見えない怖さを想像すると納得している様子でした。

「みんなの『普段の暮らしを幸せ』にできるように、障がいがある人にも無い人にも困っている人がいれば手を差し伸べられるような人になってほしい」と中野さん。

今回の授業が、自分にできることからいろんな人の幸せを考えるきっかけになったらと思います。次回は視覚障がい者の方にお越しいただき、実際の普段の様子をお話しいただきます。

貴重なお話しをしていただきました社協の中野さん、ありがとうございました!