【西粟倉小学校】5年生総合学習 自力で発電できるエネルギーってどれくらい?〈実施報告〉

2023.11.10

小学校5年生のふるさと元気学習では電気エネルギーについて学習を進めています。前回に引き続き西粟倉百年の森林でんき株式会社(略称:百森でんき)の寺尾武蔵さん・新入社員の鈴木潤さんにお越しいただきました。「電気」とは何かを学んだ子どもたちは、今回はその「電気」を自分たちで作ります。

寺尾さんに発電するための自転車と、電力を測定する装置をご用意していただきました。あとは子どもたちのこぐ体力次第です。

まずは1人ずつ30秒間自転車をこぎ、発電されたエネルギーを測定しました。子どもたちの平均瞬間発電量は100Wほど。200Wの強者もいましたが、だんだん疲れてくると発電量が下がってしまいます。体験を終えると子どもたちから、「自分が発電した電力で、どんなもの(電化製品)が使えるんだろう?」と疑問がわいてきます。

そんな疑問を解き明かすため、発電しながらその電力でどんな電化製品を動かすことができるのか実験しました。最初に動かしたのは扇風機(約40W)。機材トラブルのため、風を起こすことはできませんでしたが、羽は難なく回すことができました。

次に動かしたのはコーヒーメーカー(約250W)。こちらはかなり手ごわく電源の明かりを灯すのも一苦労です。みんなが全力で自転車をこぎ続けると1滴ずつコーヒーが落ちてきました。けれども、コーヒーはなかなかたまりません。先生方、百森でんきのお二人も協力し、何とかカップ半分ぐらいのコーヒーを作ることができました。そのコーヒーは教頭先生にプレゼント。「おいしい!」とみんなの努力の結晶を味わっていただきました。

最後に挑戦したのは綿菓子機(約400W)。子どもたち、先生方、百森でんきの方が一丸となって自転車をこぐも、砂糖が少し溶けたかな?ほどで、まったくびくともしません。もうみんなへとへとです。仕方なくコンセントにさし、綿菓子機を動かしてみることに。機械はスイッチを入れるとすぐに砂糖を溶かし、もくもく綿あめがあっという間に作れてしまいました。子どもたちは「はやっ!」っと驚き、身をもって普段当たり前にある電力のすごさを知りました。

発電体験が終わったあとに、寺尾さんから西粟倉で発電されているエネルギー量を教えてもらいました。いろんな種類の発電所がありますが、大きいものだと1か所の水力発電所で290kw。1か所の太陽光で49kw。どれも単位は「kw」で、今日子どもたちが作った電力の1000倍以上の電力が西粟倉のいたるところで作られていることを知りました。子どもたちは「ええ~!そんなに作れるの?!」と衝撃を受けたようでした。

次回はこれまで学んだことを活かしてどんな事を発信できるか考えていきます。

今回もご協力いただきました百森でんきの寺尾さん・鈴木さん、ありがとうございました!