【西粟倉小学校】6年生総合学習 中学校で使う名札を作ろう!森からはじまるバッジプロジェクト 材料探し編〈実施報告〉
2025.01.11
小学校6年生が中学校で使う名札を作る「バッジプロジェクト」の一環として、材料集めに出かけました。
講師には木の里工房 木薫の國里哲也さん、森本大介さんにお越しいただきました。
座学では、國里さんから「ミッション!タンコロを使って中学校で使う名札を作ろう」というお話がありました。タンコロとは、間伐の際に曲がった部分や傷が入った部分を切り飛ばした残りのこと。このタンコロを使うことで森も植林した人も喜ぶそうです。「中学校の3年間で使う名札を本気で作り、大切に使おう」とお話しいただきました。
座学を終えた後は、大茅へ移動してタンコロの回収へ。山はすっかり雪景色でした。途中までバスで行き、そこからは雪道を登山。雪に埋もれたタンコロを見つけ、大きくて運びにくいものはみんなで協力して運び出しました。どうしても難しい時は森本さんが機械でサポート。手も服も泥だらけになりながら、子どもたちは一生懸命取り組んでいました。
その後、岸本材木店へ移動。運んできたタンコロを、名札の薄さに製材してもらいました。ここでは岸本直明さんから「板目と木目の違い」についてのお話や、木の切り方クイズが出され、子どもたちは興味津々。実際に製材機で木がカットされる様子をじっと観察していました。大きな音とともに薄く削られていく木材に歓声が上がる場面もありました。
この日は、自然と触れ合いながら学びと体験をたっぷり詰め込んだ一日となりました。自分たちが森で集めた材料が、どんな名札に生まれ変わるのか、今からとても楽しみですね。
木薫の國里さん、森本さん、そして岸本さん、ご協力いただき本当にありがとうございました!