【西粟倉小中学校】大阪万博と繋がる!オンライン中継〈実施報告〉
2025.07.09
2025年に開催されている大阪・関西万博に、西粟倉村のブースが期間限定で出展されました。この貴重な機会に、西粟倉小学校の全校児童と西粟倉中学校1年生が、万博会場にいる西粟倉村役場の高家直広さんとオンラインで中継をつなぎ、ブースの様子や会場の雰囲気をリアルタイムで体感しました。

中継の冒頭、高家さんは「ブースには1日に約500人ものお客さんが訪れています。ヒノキのにおい袋はとても好評で、多くの方に喜んでいただいています」と、まるでプロのアナウンサーのように明るく現場の様子を伝えてくれました。画面越しにはブースの装飾や来場者のにぎわいも映し出され、生徒・児童たちは目を輝かせながら話に聞き入っていました。

その後の質問タイムでは、「ミャクミャクはどこにいますか?」「大屋根リングの木材に西粟倉の木は使われていないの?」といった素朴な疑問から、「森林資源を活かしたローカルベンチャーは他の地域にもあるの?」「地域の取り組みを外に発信する意味とは?」といった問いまで、生徒・児童から多くの質問が寄せられました。

高家さんは「大屋根リングに西粟倉の木を使うという話も出ていましたが、搬入の時期などの関係で今回は難しかったんです」と実際に現地をカメラで映しながら説明。また、「西粟倉のように林業を軸としたローカルベンチャーがある地域は全国でも珍しい」「来場者に“行ってみたい!”と言ってもらえることが何より嬉しい」と、活動のやりがいや発信の意義についても語ってくださいました。

この体験を通じて、子どもたちは西粟倉すごい!と感じるだけでなく、地域資源を活かした取り組みの面白さや、外へ伝えることの大切さを学びました。今回の交流は、小中学校で取り組んでいる総合学習「あわくらみらい学」とも深くつながるものであり、自分たちの住む村の価値を改めて見つめ直す機会となったと思います。