【西粟倉中学校】2・3年生家庭科「自分の人生のために。お金と時間の使い方」〈実施報告〉

2026.02.03

「金融について、もっとプロから学びたい!」という、生徒の意欲的な声から西粟倉中学校の家庭科の時間に元銀行員の森本真志さん(現 小松組 / 西粟倉事業協同組合 専務理事)を講師にお迎えした特別授業が実現できました。中学2年生と3年生を対象に行なわれ、単なる貯金や節約のテクニックではなく、これからを生きるための「お金と時間の捉え方」についてお話いただきました。

森本さんは、1万円札を例にとり「この紙自体の価値は本来は“20円”。でも“1万円”の価値として使えるのは、発行している日本銀行が『信用』を付与しているから」と語りかけました。私たちの生活は家族や社会が築いた信用で成り立っています。だから「小さな約束を守る」ことが、自分自身の信用(クレジット)を育てる第一歩であるというお話がありました。

また、今の楽しみのための「消費」に対し、明日の自分を強くするための「投資」の考え方を紹介していただきました。お金だけでなく、自分の時間や努力もまた「投資」することで未来への資本になるという視点が伝えられました。

生徒から「今、一番アツい稼ぎ方は?」という質問に対し、「結局は、自分のやりたいことに投資すること。自分が何をやりたいのか、やってみたいのか。それ自体が価値になる社会になっていると思う」とお答えいただきました。

生徒の振り返りでは「小さな約束を守り、信用を貯めることが大切」「今のことばかり考えず、長期的な視点で選択したい」「お金も信頼もどっちも貯めていきたい」といった、自分自身の生き方を問い直すような言葉があふれていました。

お金を使うことは、自分の未来を選ぶこと。やってみたいことを形にしている大人が身近にいる西粟倉だからこそ、生徒たちは自分たちの手の中にある「時間」と「可能性」」という資本の価値を、改めて気付くことができたのではないでしょうか。

お金の先にある、大切な人生の指針をいただきました。森本さん、ありがとうございました!