あわくらニコニコキッズチア ハニーズ
活動内容
実施期間
毎週金曜日夜18時から21時までが練習時間です。18時から19時は小学1年〜3年生がハニーズミニとして活動し、19時から21時は小学4年〜中学3年生がメインに練習していています。現在31名が在籍しています。西粟倉村の子どもたち憧れのキッズチアリーディングチームです。
何をしているところか
最初は5名からスタートし、ハニーズというチーム名は子ども達が選びました。チアリーディングは応援し、人を勇気づける表現スポーツで、その内容は声を出しながらアームモーション、キックやジャンプの動きがあったり、音楽に合わせて踊ることに加えて、人を持ち上げたり飛ばしたりするスタンツ(組体操)や、バク転・バク宙などの高度な技を行うタンブリングもあります。タンブリングには姫路市のアドバン体操クラブの先生を講師に迎えて本格的なレッスンを土日にも月3・4回ほど開催し、参加希望者が練習に取り組んでいます。西粟倉村出身の私自身が大学時代にチアリーディングを経験し、地元に戻ってきた2011年頃、地元のお母さんから指導をお願いされたことがきっかけでキッズチアの活動が始まりました。今年で10周年を迎えます。
想い・大切にしていること
“チアリーディングを楽しむ”ということを念頭に置き、地域の方々を元気にして笑顔になってもらうことを目的に活動を始めました。当初は元気と勇気と笑顔を1番に、地域のためにという意識でしたが、子どもたちが活動していく中でチアの選手権大会に出てみたいという思いを持つようになり、大会にも参加しています。大会に向けて1つになっていくこと、努力を重ね苦しみながら成長し大きな大会を越えることで、子どもたちの表情はどんどん明るくなります。入賞した時の喜びと達成感は格別です。チアを通して、子ども達が成長してくれることが嬉しいですね。
子どもたちの様子
もともと引っ込み思案で人前で何かを表現することが苦手な子が多いという印象です。明るく人前に出ても堂々と笑顔で何かを表現できる子になってほしいという思いで、チアリーディングを教えています。運動会のリレーで下を向いて走っていた子どもが、チアを始めてからは堂々と前を向けるようになったなど、とても良い変化が見られます。ただ、2020年はコロナ渦で、スタンツや発声などの禁止があり、チアの良さを活動で出し切れていないもどかしさがあります。
今後どうしていきたいか
より多くの子どもにチアを楽しんでほしいです。一人一人ができることをたくさん増やしていき、人としても感謝の気持ちを忘れず、思いやりを持って周りの人たちの気持ちを考えられる人に育ってほしいです。チームとしてもステップアップしていき、難しい技に1つでも多くチャレンジしていけたらと思っています。そして、地域のみなさんに元気を与えて喜ばれるチームであり続けたいと思います。ハニーズは設立10周年なので、コロナ禍ですが、村内で発表の機会を作れたらいいなと思っていたり、老人施設などでお年寄りの方に録画した演技を見てもらえるよう計画しています。
保護者の方との連携
ハニーズは、おうちの方々、特にお母様方の協力を得てこそのチームです。私ひとりでは十分な指導というのは難しいので、お母様方もチアスピリッツを理解し活動してくださっています。まさにお母様方もチアリーダーの一員ですね。積極的に練習に参加していただき、週1回の練習だけでは不十分なので、家での協力を第一にと入会時にお願いしています。一緒にダンスを覚えて踊ってくれるお母さんもいらっしゃいます。
移住希望者へのメッセージ
西粟倉村は、拓けた田舎と言える活発で楽しい雰囲気です。私が子どもの頃、書道やピアノ、茶道に絵画などの習い事やスポ少を通して、たくさんのことを経験しました。当時の先生達を目標に、地元への恩返しとしてチアに携わっています。私自身が村で育ち、両親だけでなく地域の方々に育ててもらったという感覚があります。誰もが顔と名前が分かり、気軽に話し掛けられる関係です。同級生や先輩や後輩との繋がりも未だにあり、地元を離れていても、みんなこのふるさと西粟倉村が大好きです。