知識と経験をつなげられる、学びの環境

2023.11.09

どうも!2022年3月から一般社団法人Nestに入りました青木采里奈です。

子どもたちからは「ナポリタン」と呼ばれています。

平日昼間は小中学校の教育コーディネーターとして学校の授業に入り、放課後の時間は子どもたちの「やってみん!(=やってみたい)」ことに伴走して、村の教育に関わっております。

つまり学校教育と社会教育、両面から子どもたちに関わっています。子どもたちから「なんかよく会うねー!!」と言われます。(笑)

子どもたちの「やってみたい!」に寄り添っていると、よく学校教育と社会教育がつながる瞬間を目にします。「カフェをやってみたい!」という小学生の女の子が、自分で原価計算をしている最中に、ぼそっと「算数ってこうやって使うんだ…!」とつぶやいたのをスタッフが耳にしたそうです。また逆に、学校の総合学習で西粟倉の食材を使ってクッキーを作成し販売した時にも、カフェをやったことのある生徒が自分の経験を生かしながら他の生徒に教えてあげるシーンもありました。

自分の知識と経験がつながり、まさに血肉になったその瞬間。子どもたちの表情は、とてもたくましく自信に満ちているように感じます。

また、次の瞬間には「もっと知りたい!」「もっとやってみたい!」「おとなになったらこんなことやりたい!」と、生きていくモチベーションが高まっているように見えます。

まさに子どもたちが「生きるを楽しむ」その瞬間に立ち会えた時はとても嬉しいです。同時に、学校教育と社会教育、どちらか一方を充実させるのではなく、子どもたちの限られた時間の中で、自分の知識と経験を繋げられるような、豊かな環境づくりをしていきたいなと強く思います。