【西粟倉中学校】3年生総合学習 森で遊び、学び、考える。〈実施報告〉
2025.11.23

西粟倉中学校3年生の「あわくらみらい学」では、地域資源を活かした企画づくりに挑戦しています。今回ご協力いただいたのは、株式会社百森の清水美波さんと田畑直さん。実際に森へ足を運び、宝探し(オリエンテーリング)を行ないました。

等高線が記された地図をもとに、チームで森を歩きながら、木の幹に貼られた番号を見つけてポイントを競う宝探し。慣れない急斜面に苦戦し「帰りたい…」とつぶやく生徒もいれば、元気よく駆け上がる生徒もいて、それぞれの感性で森と向き合う姿が印象的でした。



授業後の生徒の振り返りには、
「みんなで話し合って協力できたのが楽しかった」
「地面がゆるくて歩きにくかったけど、番号を見つけるのが面白かった」
「動物になった気分だった」
といった声が寄せられました。
「森でこんなことできたら面白いかも?」という問いには「かくれんぼ」や「むしとり」などの発想も飛び出しました。



今回の授業の目的は「森林を活用した企画作りにつなげること」。フィールドワークのあとは教室に戻り、百森の田畑さんから「企画とは何か?」をテーマにレクチャーを受けました。実施に百森が使われている企画書のテンプレートをもとに、どんな視点で森を活かすアイデアを形にしていくかを学び、夏休みの課題に向けてヒントをもらう時間となりました。生徒たちは一人一人が森を活用した企画書を作成し、2学期にはクラスで共有・ブラッシュアップを行なう予定です。

地域の森に足を踏み入れ、身体を動かし、考える。そんな学びのプロセスを通して、生徒たちの「西粟倉で何かを生みだす力」が育まれつつあります。

株式会社百森の田畑さん、清水さん、ありがとうございました!