【西粟倉小学校】4年生社会科 「福祉」ってどんなもの?〈実施報告〉
2025.04.09
今年の4年生は社会科で視覚障がい者の方をお招きし、福祉体験を行います。

今回はその事前学習として西粟倉村社会福祉協議会の中野洋子さん、山根順二さんにお越しいただき、「福祉」についてお話ししていただきました。

最初に「社会福祉協議会という名前を聞いたことがある人は手をあげて!」と聞いてみるとほとんどの子が知らない様子。中々なじみが無いようです。山根さんから「福祉は一言で言うと『ふだんのくらしをしあわせにすること』。社協ではそのお手伝いをしています。」とのことでした。「じゃ普段の暮らしの中でみんなはどんな事をしている?」と聞いてみると「ご飯を食べる!」「寝る!」「学校に行く!」などたくさんの意見が。「そんな当たり前の幸せな生活をだれもが送るために必要なのが福祉なんだよ」と教えていただきました。

次に、「そんな普段の生活は自分一人でできることなのかな?」と質問が、子どもたちは「お母さんが洗濯やご飯を作ってくれているから一人じゃない「一人じゃ難しそう」とそれぞれ考えを口にします。「みんなが誰かの力で普段の生活ができているように、みんなも知らないうちに誰かの力になっていることもあるんだよ」とお話しいただきました。

子どもたちの中で「”ふ”だんの ”く”らしを ”し”あわせにすることが福祉」というイメージがだんだんついてきたところで、次は逆に暮らしの中で不幸に感じるときについて出し合いました。「熱が出たとき」「怒られたとき」「喧嘩してイライラしているとき」などいろんな場面が出てきました。その不幸に感じる場面は障がいがある人も同じなのでしょうか?それ以外にも不安に感じることがあるのでしょうか?子どもたちは「どこに何があるのかわからなくて不安があると思う」「悲しい気持ちだと思う」など自分たちにはない負の気持ちがあるのではないかと考えていました。

次回は実際に視覚障がい者の方にお越しいただき、お話しをお伺いしたり視覚障がいの体験をしながら、福祉や障がいについて学んでいきます。
今回ご協力いただきました西粟倉村社会福祉協議会の中野さん・山根さん、ありがとうございました!