【西粟倉小学校】4年生総合学習 自分たちが作りたいものを形に!〈実施報告〉
2025.03.21
4年生の総合学習では、森林をテーマに学習を進めています。「動物がたくさん住める山にしたい!」ということで、3つのグループに分かれて、今西粟倉に住んでいる動物について発信するための方法を考えてきました。

そして、「パンフレットと木のキーホルダーを作って配布する」、「プラバンでキーホルダーを作って販売し、木の苗を購入する」、「木で動物のパズルを作る」に決まりました。ただ、パズルやキーホルダーなどの加工は中々学校では難しく、デザインはできたもののどう形にするか悩んでいた子どもたち。

そこで今回は、むらまるごと研究所の山崎誠人さんと平尾彩乃さんにご協力いただき、最新の機器を使って、みんなが考えている物を形にしていきました。

山崎さんたちがいるむlaboに到着すると、様々な道具や機械があり、それぞれ作りたいものを伝え、早速作業スタートです。
木のキーホルダー作りを行っている班は、レーザーカッターで木を加工するためのデータを作っていきます。何となく学校でデザインしていた物を「横は何センチ?」「チェーンを通す穴は?」と山崎さんと話ながら具体的な形に落とし込んでいきます。

パズルを作る班は、手書きで描いたパズルのデザインを見ながら、切り取りたい線とそうでない線を分けていきます。「ここは細いから折れてしまうかも。太くするかなくすかどうする?」と平尾さん。折角考えたデザインですが、使うことを考えると変更しないといけない箇所もあります。その場で話し合って、細い部分は削ることにしました。プラバンでキーホルダーを作る班は、ドライヤーのような機械を使って、プラバンを縮めていきます。全体に熱をいきわたらせながら縮めるのは難しかったようで「あぁ、失敗した〜」といくつか失敗してしまいましたが、徐々に形にすることができました。

作業の中で困ったことがあったら学校では先生に聞きますが、ここでは山崎さんや平尾さんに確認しなくてはなりません。最初は声をかけづらそうにしていましたが、徐々に「これって使ってもいいですか?」「これはどこにありますか?」と尋ねることができるようになっていきました。
時間の都合で授業中はデータしか作ることができませんでしたが、後日出来上がったものを受け取った子どもたち。次回はできたものを村内の人に届けていきます。
ご協力いただきました、むらまるごと研究所のみなさん、ありがとうございました!