【西粟倉小学校】4年生総合学習 魚の住処を増やそう!バーブ工(こう)づくり〈実施報告〉
2025.12.02

川の生態系を豊かにする取り組みを実験的に行なっている西粟倉村の川。活動をしている村役場の白籏佳三さんから小学校4年生にお誘いがありました。

まだ暑さ残る中、1学期に入った川に再度向かいました。

バーブ工は、川の流れに突き出して設置し、流れを変えて「寄り洲」をつくる取り組みです。淵を形成したり、植物が生える場所を増やしたりすることで魚やほかの生き物が暮らせる場所を増やします。
大きい岩をどーんと運んで川の流れに対してすこし突き出るように配置していきます。だんだんと高さもだしながら石を積んでいきました。最後は隙間を砂利など小さいものでふさぎます。

「もう流れが変わったかも!?」と早速積んだ岩の効果をみる子もいます。
あれ?石が塔のように積まれているところも・・・?

バーブ工の設置が終わったら、1学期に見た魚道のさらに上流をみることに。オオサンショウウオのすみかもできているか確かめにいきました!

大きいサンショウウオも今回は見ることができました!
自分たちで環境を変えることで、生き物たちの暮らしやすさが変わります。自然を変えて生き物を減らすのも人間ですが、ちょっとした努力やきっかけで増やしたり、住みやすさを戻すこともできるのも人間です。
岩を積み、実際の生き物を観察したことで子どもたちの中にもすこしでも「自然」の姿が立ち現れてくれるとよいと思いました。