【西粟倉小学校】5年生総合学習 西粟倉の川ってきれい?河川調査②〈実施報告〉
2024.12.04
5年生の総合学習では「川」をテーマに学習を進めています。前回の授業で小学校の近くにある川の調査を行った子どもたち。今回は村内の一番上の地区と一番下の地区でどのような違いがあるのか大茅地区・筏津地区の調査を行いました。
前回の調査で「生き物をとる時間が長すぎて生き物の種類を調べる時間が取れなかったり、水深を調べる時間が取れなかった」という反省がありました。その反省を踏まえて、今回は最初に水深・水温・パックテスト調査を行い、生き物をとる時間と種類を調べる時間を同じ時間にすることに。持ち物も、もう一度確認しなおして川に向かいました。
最初に調査したのは大茅地区の川。前回調査した別府地区の川よりも川幅が狭く大きな石がたくさんありました。意気揚々と川に入ってみると「つめた!」と、気候的にも寒くなってきたことと、川上ということも相まって川の冷たさが身に染みる子どもたち。そんな中でもそれぞれの班ごとで、きっちり調査をやり切りました。
そのあとは川の生き物調査です。前回の調査に比べて流れが緩やかな場所が少なかったのですが、岩陰のあたりを注意深く探し、生き物を見つけることができました。生き物の種類を確認してみると前回は見つけることができなかった生き物も。場所によって暮らしている生き物が異なることを知りました。
上流の大茅を出発し次は下流の筏津地区に向かいました。筏津地区は一番川下で川幅も広く、小さめの石がたくさん転がっていました。ここでもまず、大茅と同じく水深・水温・パックテストを行いました。「水温はさっきよりもあったかい!」「水深は浅いな」と大茅地区との違いに気が付いた子どもたち。
生き物調査は流れが速く危険だったため、近くの支流で調査を行いました。
その支流は今まで調査した川の中で一番流れが緩やかだったからか、子どもたちは川の中で縦横無尽にたくさん動いていろんな場所をチェックすることができました。「あれ、この虫前も見たことある!」「今までで一番大きい魚見つけた!」と、今回もいろんな発見があったようでした。
当初、子どもたちは、「西粟倉の川にもたくさんゴミがある」「ゴミがあるから川は汚い」と予測を立てていましたが、「ゴミはあったけど思っていたより少なかった」「川の水は綺麗だった」という結果に。しかしまだ「じゃあなんで海にゴミが流れついているの?」「この綺麗な川の水はどこで汚くなっているの?」という疑問は残ります。いろんな場所がつながっている川。5年生が次どんな事にチャレンジするのか楽しみです。