【西粟倉小学校】5年生総合学習 高齢者の方と交流 あわくら大学!〈実施報告〉

2025.03.19

西粟倉には高校はありませんが「大学」があります。65歳以上ならだれでもはいれるこの「あわくら大学」にて小学校5年生が今年度学んできたことを発表しました。

これまでに川の調査を繰り返してきた結果を発表します。大茅・別府・筏津の各地点の水深、水温などを発表します。なかでもとくに力を入れていたのは「そこでとれたゴミ」について。大きなものがとれる場所もあれば、缶などのゴミが落ちているところがあることをお話しました。そこで取れた生き物も写真で示しながら、川の現状を高齢者の方々にお伝えしました。

そのあとは先日小学校で行なわれた「英語フェスティバル」で披露した英語遊び(BINGO)と劇を上演しました。劇は個性豊かなキャラクターが王様のお題を解決していく物語。大道具・小道具の作成も行ない、演技にも力が入ります。英語のお話だったのですこし高齢者の方々も「?」になる場面もありましたが、子どもたちの活き活きとした劇に笑顔でご覧になっていました。

発表と劇が終わった後はグループになって交流会。とくに「昔の川の様子」をお話しいただきました。「昔はもっと深かったので飛び込んだりしていた」「魚を多くとっていた」など楽しかった子ども時代の、今と少し違う形の川の様子に熱心にメモをとる子どもたち。交流の中からたくさんの学びも生まれていたようでした。

川のゴミの調査結果から海にもつながってしまう、という報告にも高齢者の方々は深く聴いてくださっていました。誰かに聴いてもらうことを通して、自分たちの活動を振り返っていました。

子どもたちの話を真剣に聴いてくれて、いろいろな話をしてくださったあわくら大学生のみなさまにも感謝申し上げます!