【西粟倉小学校】6年生森林育「中学校で使用する名札を作ろう①」〈実施報告〉

2026.04.14

西粟倉小学校6年生では、中学校で使用する名札のバッジを自分たちで山にあるタンコロ(材木の端)を使って制作しています。

今回は森林の整備や子どもたち用の遊具や家具を手がけておられる木の里工房木薫から森本大介さんにお越しいただきました。

まずは林業について、どのように植林をするのかお話しいただきました。

「みんなかけっこで隣の人に負けたくないと思って走ったほうが早く走れる経験はありますか?」と森本さん。「あ~!あるある!」とうなずく子どもたちが大勢いました。

「それは苗木も一緒で、苗木同士が近くにあると隣の苗よりも早く成長したいと苗が大きくなるんだよ」と教えていただきました。「えぇ、そうなの?!」と、どんどん森林の世界に引き込まれていきます。

成長するとだんだん枝葉が伸ばせなくなってしまうので、間伐は必ず必要なのだそう。間伐の際には売れる木ばかりではなく、曲がったり、傷が入っている部分は山に残して自然に返すのが一般的とのことでした。ただ、そのような木がたくさんあると、自然災害の際に、山から転がり落ちてしまい、民家や河川に被害が出るかもしれないという課題感もあるそうです。

そんな山に残されたタンコロを少しでも減らしたいと「じゃあタンコロを一杯拾うぞ~」と意気込む子どもたち。山に入る前に森本さんから「山ではケガをする可能性もあります。どんな可能性があると思う?」との問いかけが。「滑ってこける」「木を持った時に手に木が刺さる!」「じゃ軍手が必要だね」と想定される危険から持ち物も確認することができました。

そして、いよいよ山へ向かいます。

山に到着すると、長さも大きさもバラバラのタンコロがあちらこちらに転がっています。

「これ1個あったら全校生徒分も余裕で作れそう~」と大きなタンコロを発見。到底一人では運べず、グループで協力して運びます。息を合わせて「せーの」でタンコロを少しずつ転がしていきます。

ドロドロになりながら何とか軽トラにタンコロを積み込んだ子どもたち。「重たかった~」「大変だ~」と木を扱う大変さを知ったようでした。

次に、拾ったタンコロと一緒に岸本材木店へ。ここで子どもたちが拾ってきたタンコロを板に加工してもらいます。大きな歯がついている機械に木を通してスライスしていきます。

岸本材木店の岸本さんから「木には正目と板目というのがあって、いろいろな材の取り方ができます」と教えていただきました。

いろんな人たちの仕事があって、木材が作られていることを知った子どもたち。

次回は製材いただいた板を実際に加工していきます。