【Nest】栗拾いから始まる!モンブランづくり〈開催報告〉

2022.10.26

秋ですね!秋と言えば栗!栗と言えばモンブラン!ということで、2週にわたってモンブランづくりを行ないました。今回地域のユニークな講師としてお呼びしたのは、パティシエの小林祐太さん。12月にオープンを目前に控えた「にしあわくら小林菓子店」のオーナーでもあります。小林さんは2017年にUターンで西粟倉に来た生粋のにしあわくらっ子です。

10月8日に1回目。この週は材料の栗拾いの回です。お二人の地域の方から「うちの庭にある栗拾っていいよ」と子どもたちのために快くお庭を開放していただきました。高学年組と低学年組で分かれ、保護者の方たちもせっせと栗を拾っていきます。

棒で栗を落とす

目標は、モンブランを人数分作るのに必要な1.5㎏の栗。モンブラン1個あたり栗が75g必要なので、参加者1人あたり10個程度拾う必要があります。、ときには木のぼりに挑戦しながら、大人も子どもも真剣に拾い、2か所合わせて見事2㎏強を獲得できました。

栗のイガから実を取り出す

栗拾い終了後は小林さんのキャリアのお話。なぜパティシエになったのか?についてお話いただきました。栗の講義もしていただき、実際にフランス産の栗の瓶詰を見せていただきながら栗と一言で表せども西洋グリ、日本グリ、中国グリ、アメリカグリといくつか種類があることなどを説明していただきました。

そのあとに、栗の鬼皮をむいてゆでこぼしを行ない、クリーム作りの下ごしらえをして次週のモンブランづくりに備えました。参加者全員でもくもくと皮をむいていきました。ときおり虫食いを見つけてはあがる悲鳴は、市販ではなく自分たちで拾った証。どんな風にモンブランになっていくのか、楽しみにしながらこの日は解散しました。

小林さんの説明を集中して聞く子どもたち

翌週の10月18日。いよいよモンブランづくりです。小林さんのご厚意でオープン前の小林菓子店のキッチンをお借りして開催しました。子どもたちも店内のワクワクするような仕掛や大きなオーブン、ピカピカのショーケースになんだかソワソワ。

いろいろなお菓子作りの工程も体験してもらいたいと小林さんに工夫をこらしていただき、今回はただ栗のクリームをスポンジにかけるだけではなく、下にはさむメレンゲやジャムを丁寧に教えていただきながら代わる代わる全員で作っていきました。

クリームが絞られてモンブランになっていく様子

子どもたちからは、「パティシエさんってケーキを作るのにこんな道具をつかうんだ」「モンブランといえばくりが詰まっているイメージでずっといたけど、メレンゲやジャムを使うことに驚いた」「栗の種類によって味わいはどう変わるんだろうな~と考えてました」「パティシエという仕事って大変だけど楽しそうだな~」などの声が。

「形はぐちゃぐちゃでもいい。とにかくやってみるっていう体験が大事!」と小林さん。

本物の機械や道具、本物のパティシエを実際に見て、聞いて、触れて、とにかくやってみせてくれて、とても濃く豊かな学びになっていました。

小林さん、素敵な学びをありがとうございました!モンブランも店頭に並ぶかも?小林菓子店は、12月3日オープン予定です!

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小林菓子店公式Instagram

https://www.instagram.com/kobayashi_kashiten/