【西粟倉小学校】3年生総合学習 タガメの住処を守ろう!〈実施報告〉
2025.12.19

前回、「ビオ田んぼ」でタガメを観察した西粟倉小学校の3年生。観察の際に、タガメは泥や落ち葉の下で冬眠することや田んぼの水路に泥が溜まって次第に浅くなり生き物が行き来しづらくなっていることを教えていただいた子どもたち。
「この先もずっとタガメが住み続けられるようにお手伝いしたい!」ということで、校庭で集めた落ち葉と、鍬(くわ)やスコップを手に再び「ビオ田んぼ」を訪れました。今回も株式会社エーゼログループの太刀川晴之さんにご案内いただきます。

早速、まずは落ち葉とスコップを持って、田んぼの端にあるタガメの寝床まで向かいます。寝床には落ち葉が風で飛ばされないように板が敷いてありました。「この下にタガメがいるのかなぁ?」と興味津々の子どもたち。タガメや他の生き物を踏まないようにそろりそろりと端を歩いて、袋いっぱいに入った落ち葉を丁寧に敷き詰めていきました。

次は、田んぼの中の水路の泥をかき出していきます。田んぼの中で足を取られながらの作業は簡単ではありません。「足がはまって抜けない~」としりもちをつく場面も。泥ばかりではなく草が生い茂る場所もあります。ドロドロになりながらも、「水と生き物が通れるようにする!」という気持ちはみんな同じ。草の根が張って1人ではどうしようもない場所は2人で鍬を引っ張って、どんどん泥をかき出していきました。

途中、「あ!この棒はタガメが卵を産む場所だから抜いちゃだめだよ!」と作業中、スタッフに教えてくれました。今まで学んできたことがしっかり身についているようです。

そしてついに田んぼの端から端まで水路の泥をかき出すことができました。「これで来年も会えたらいいな」とポツリと話す子も。

これまでの学習で生き物のことを知り、大好きになった子どもたち。
これからは今まで学んできたことをまとめていきます。
今年たくさんの貴重な機会を作っていただきましたエーゼログループの太刀川さん、ありがとうございました。
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関連リンク
・株式会社エーゼログループHP