【西粟倉小学校】5年生総合学習 西粟倉の川ってきれい?河川調査①〈実施報告〉

2024.12.03

5年生の総合学習では「川」をテーマに学習を進めています。1学期に若杉天然林から湧き出る吉野川の水を見た子どもたち。「この綺麗な水を守らねば!」と、どうやったら綺麗なまま海まで水を届けることができるのかいろんな案を考えてきました。また、同じ1学期に行われた海事研修でたくさんのゴミが海岸に漂着している現状も目にし、水とゴミの関係に注目しました。

今回は、西粟倉の川は綺麗なのか調査をするために近くの川へ向かいました。調査のスケジュール、必要な物も子どもたち自身で計画し、準備万端です。学校を出発し、川沿いを歩いているとトタンやペットボトルなど、ちらほらゴミが落ちているのを発見することができました。

川に到着すると調査スタートです。

調査方法は川にいる生き物を調査し水質を確認する環境指標生物調査と、どのような成分が入っているのか確認するパックテストを行ないました。

まずは、グループに分かれて川の生き物を調査しました。川の流れや水の冷たさを感じながら様々なポイントで調査を行っていきます。石の下や川の流れが穏やかな場所を網でガサガサ掬ってみると小さな水生昆虫や小魚が。「ここにもいる!」「この虫なに?」と、川や掬った網の中を目を凝らして確認し、様々な生き物を見つけることができました。

つかまえた生き物を陸に上がって同定(種類を調べる)を行ないます。生き物の特徴などが書かれた環境省の「河川生き物の絵解き検索」を見ながら「これはヌマエビかな?」「これは足が6本あるから・・・」と生き物の名前を確かめていきました。

生き物を確かめたあとはパックテストを行ないました。薬品が入った小さなスポイトパックに川の水を入れ、色が変わるのを待ちます。「結構薄いから0.02以下かな」と色見本と比べながら目で見て確かめ、記録しました。

調査の結果、子どもたちが思っていたよりもゴミが少なく、川の水質も良かったようです。次回は村の一番上の大茅地区、村の一番下の筏津地区の川を調査します。

河川生き物の絵解き検索
https://www.env.go.jp/content/900543704.pdf