【西粟倉村教育委員会】西粟倉からオーストラリアへ!語学研修・事後編〈実施報告〉
2026.04.18
オーストラリア・ワガワガ市での10日間を終え、西粟倉に戻ってきた8名の生徒たち。帰国後の彼らを待っていたのは、自分たちが現地で何を感じ、何を学んだのかを整理し、言葉にする「事後研修」のプロセスでした。

研修の集大成となったのは、西粟倉中学校の学習発表会です。全校生徒や保護者、そして地域の方々が見守る中、生徒たちはステージに立ち、英語で研修の成果を報告しました。スライドには、ホストファミリーとの弾けるような笑顔や、現地の学校で新しくできた友達との写真が映し出されます。

発表の中では、一人ひとりが定型文ではない「自分の言葉」で学びを語っていました。「単語が一つずつ聞こえるようになった時、英語力が上がったと感じた」「相手がうなずいて聞いてくれた時、自信がついた」。そんな実感を伴った言葉の一つひとつに、この研修が単なる旅行ではなく、確かな学びであったことがまっすぐに伝わってきました。
発表も保護者の方からも「すごい頑張ったことが伝わります」という声をいただくほど質の高いものになりました。リハーサルの際に「この段階で十分に中学校レベルとはいえる。でもみなさんなら高校・大学レベルのプレゼンテーションを目指せるのでは?」という大人からのフィードバックに、グループごとに集まってブラッシュアップをしてきた結果が表れていました。

現地での生活は、決して楽しいことばかりではありませんでした。言葉が通じないもどかしさや、文化の違いによる戸惑い。しかし、それらの壁にぶつかるたびに、生徒たちは仲間同士で励まし合い、知恵を出し合って乗り越えてきました。この半年間の挑戦を経て、彼らが手に入れたのは、単なる「語学力」だけではありません。異文化という未知の環境下で、自ら考え、行動し、他者とつながるための「生きる力」そのものでした。
これらすべての経験が、帰国後の彼らの表情に、出発前にはなかった自信とたくましさを与えていました。西粟倉という小さな村から、海を越えたオーストラリアへ。この広い世界に自分を温かく受け入れてくれる場所があるという事実は、彼らにとって、困難に立ち向かう際のお守りのような存在になるはずです。
「日本の外に友達がいるって、すごい」。そう語った生徒の目は、すでにさらに広い世界を見据えているようでした。
オーストラリアでホームステイ・学校に快く受け入れていただいているマターデイカレッジの皆様をはじめ、旅費の支援をいただいている西粟倉村、ご協力・ご支援いただいたすべての皆さま、本当にありがとうございました!