【西粟倉中学校】西粟倉中だっぴ〈実施報告〉

2023.11.23

西粟倉中学校では、毎年キャリア教育の一環で「だっぴ」を行なっています。「地域で主体的に行動するおとな」と「自分のあり方を模索している未来を担う若者」が対話を通してつながるプログラムです。

Nestが地域のゲスト(おとな)をコーディネートし、岡山県にあるNPO法人だっぴスタッフの戸高はる奈さんに進行をしていただきました。

今年は3年生が実行委員会として事前にトークテーマを考えました。おとなと1・2年生のために「学びの場をつくる」ことを目的に準備してきた3年生の「楽しんでいきましょう!」というあいさつから、だっぴ本番がスタートしました。

最初はおとなも中学生も緊張した様子でしたが、アイスブレイクで表情がかなり朗らかになってきました。「自分を色にたとえると?」「教えて、あなたの失敗談」「忘れられない言葉は?」「人生で一度はやってみたいこと」「どんな人にあこがれる?」「10年後、どんな自分でありたい?」と、トークテーマに沿ってわきあいあいと対話が進んでいきました。

「大人も結構やらかしちゃってるじゃん」「普段友だちとする会話じゃないようなことが話せて面白い」「自分よりも若いはずなのに、色んなことを経験していてすごいな」と、中学生もおとなも普段関わりが少ないだけで、思っていたより身近な存在であることに気付いたようでした。

中には、おとなと話すことにかなり気後れしてしまっていた生徒もいました。特に1年生は、初めて感じる空気感に少し戸惑っていた様子でした。しかし、事後アンケートに「最初は緊張したけど最後は話せるようになった」という感想があり、学びの場にも挑んでいるようでした。

生きることを存分に楽しんでいるおとなと対話を繰り返すことで、少しずつ、ゆっくりでも「自分も楽しむ!」に繋がってくるのかもしれないですね。

当日お越しいただいたおとなの皆さま、NPO法人だっぴのみなさま、本当にありがとうございました!

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中3だっぴ実行委員会トークテーマ決めの様子(Nest Facebookより)