【西粟倉小学校】4年生社会科 福祉体験「目の見えない人の普段の暮らし」〈実施報告〉
2026.04.15
西粟倉小学校4年生では毎年福祉体験を行なっています。前回、社会福祉協議会の中野洋子さんにお越しいただき、「福祉」について学んだ子どもたち。今回は、視覚障がい者で盲導犬と暮らしている鈴木鈴子さんにお越しいただき、実際の目の見えない方のお話を伺いました。

前回、目隠しをして手を使った体験を行なった子どもたち。今回は目を隠した状態で体を動かす体験をします。ペアを作って一人が誘導、一人がアイマスクをして誘導してもらいました。

「えぇ、今どこ?」「こっちじゃなくてそっちに行って!」と今の状態が分からなかったり、誘導側の言葉が伝わらず、困惑するペアも。感想では、「階段を降りるのが怖かった」「前に進んでいると思っていたけど、進んでなかったりして分からなかった」など、手を動かすだけでは分からなかった「怖さ」や「不安」を感じたようでした。

体験を終えると、最初から盲導犬に興味津々の子ども達は「触りたい~」と、盲導犬のそばに近づきますが、「今はお仕事中だからさわらないで」と鈴木さん。、生活を助けるためのお仕事をしている盲導犬。ペットとしての犬との違いを学びました。

次に鈴木さんからのお話しを聞きました。

「みんなは体験して怖いと言っていたけど、鈴木さんも家から出るときは怖い気持ちがあります。でも、盲導犬やいろんな人が助けてくれるからチャレンジできる」と鈴木さん。前回学んだ助け合いによって鈴木さんも外で過ごせる環境ができていることを知りました。「でもお手伝いしてもらわなくても、自分で買い物ができるものもあります。例えば、ふりかけのゆかりにはこんな印があることを知っていますか?」と、鈴木さんが取り出したのはふりかけの袋。「うちにもゆかりある!」「えぇ何だろう?」と子どもたちは興味津々です。「実は開け口の近くと横側に点字でゆかりと書いています」と教えていただきました。「えぇ~知らなかった!」と子どもたち。他にも音が鳴るピンポン玉や開け口に窪みがある牛乳など、デザインや作りに工夫があるということを知りました。

「これらの物はほとんど目が見える障がいがない人たちが作ってくれています。そんな人たちがいてくれることが本当に嬉しいです」とお話しいただき、障がいが無い人が障がいのある人の気持ちになって、みんなが暮らしやすくなる工夫がたくさん生まれていることを知りました。
「いろんな人と仲良くすると、この人はどんな人なのか、何に困っているのか考えて行動することができます。だから助け合って暮らしていくためにも、いろんな人と仲良くしてほしいなと思います」と最後にお話しいただきました。
障がいがあっても無くても、困ったり助けが必要になったりすることは誰しもあることです。普段からお互いの状況を知ることで、異変に気づきやすくなり、助け合いが自然に生まれやすくなると学びました。
社会福祉協議会の中野さん、岡山市からお越しいただきました鈴木さん、貴重な機会をありがとうございました。